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2006年01月12日(木) 12:59
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知性の探求 >> 第2回
第2回 言語の獲得 前回は、初回ということで面白い内容を扱おうと考えましたが、今回から真面目に知性について考察をして、人工知能の実現のヒントを探していきたいと思います。 AI開発ノートにも書いたように、現在全く辞書を持たない状態から言語を学習することのできる人工知能のアイデアを考えています。辞書をもたないということは人工知能の側から見れば私達の言語は完全に未知の言語なわけでそれをどう学習させるかは相当難しい問題です。 『MIB』(メンインブラック) 話がそれましたが、宇宙人達は初めて地球に来たとき地球語に関する辞書を一切持っていないわけです。その状態からどうやって言語を獲得したのでしょうか? ということで、今回は言語獲得をテーマにいろいろ考えてみたいと思います。
まずは適当にDVDを借りてきて冒頭に書いたように宇宙人の言語獲得がどのように描かれているかを見てみました。
映画『未知との遭遇』 映画『E.T.』 さて、E.T.がどうやって言葉を覚えたかというとテレビ番組のセサミストリートをみて最初の言葉を発したのでした。その後もガーティという女の子と一緒に言葉を覚えていきます。 さて、このセサミストリート。日本でも子供の英語教育にも取り入れられたりとかなり効果があるようですが、それは何故でしょうか? 思い出せる範囲で考えてみましたが、ビッグバードやエルモやクッキーモンスター達のハイテンションなショートムービーの間にやけに低い男の声で「エィー、ビー、シー」などとアルファベットの形を使ったアニメーションに併せて、その読みを反復するシーンがはさまれていたように覚えています。おそらく初期の言語獲得にはこのアニメーションシーンが非常に大きい役割を果たしているのではないでしょうか。 言葉の分からない相手に対し、「エィー、ビー、シー」といくら繰り返し言ったところでその言葉を覚える効果は低いでしょう。重要なのは、読みという聴覚的な情報と文字という視覚的な情報が同時に反復して提示されることです。これにより二つの情報が結びついて意味が形成されるのだと思います。 まとめると、 一つの概念に対する複数の情報 → 意味形成という関係があるように思います。 このような関係は他にも様々あります。思いつく範囲では絶対音感でしょうか。絶対音感の訓練では、ピアノの鍵盤に色をつけたり、キャラクターの絵を貼ったりして、音の情報と同時に視覚的情報も記憶するようにしているようです。また、ピアノを弾く指の動きも体が記憶するのかも知れません。実際、絶対音感を身につけた人には音を聞いたら無意識的に指が動いてしまう人もいるようです。 パブロフの犬等の条件反射の類もこの様な例かもしれません。鈴から餌を想像してよだれを垂らしているのであれば少し違う気もしますが、無意識の内によだれが出るのであればこれも、脳の中で一種の回路が形成されたのでしょう。[1/23:追加。新戸さんのコメントより。] さて、宇宙人とかセサミストリートとかまとまりのない記事でしたが、まとめると 一つの概念に対しての複数の情報が結びつくと意味が形成される。というのが、私の考えです。ぜひ、様々な方の意見を伺いたいです。コメント・メール等お願いします。 結局、言語獲得には言語以外の情報も必要ということで、なんかいきなり壁にぶちあたった気がしますが頑張ってみたいと思います。画像処理とかも勉強してみないといけなさそうです。 この記事の内容がためになりましたらランキングへの投票をいただけるとうれしいです。→ランキングへ投票 ・参考リンク セサミストリート 絶対音感 |
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Think of me but ashes, so soon break down the bank so as to fall on the lakes for such offices, she answered the girl she was profoundly grieved.
The Indians have run, and leaped overboard my body would have given it to our course, when I found the land, my sister's room.
クワインという哲学者が出した、言語獲得に関わるパラドックスがあります。例えば携帯電話を指して、「けいたい」と名付けたとします。この時、「けいたい」は何を示すのかは原理的に決められないというものです。たとえば、「けいたい」は
・固有名詞である ・その携帯の色である ・その携帯の形である ・その携帯のパーツ(液晶とかキー) ・その携帯の数である ・携帯のようなものを指差す行為である ・携帯のようなものが机にのっている状態である などなど、いくらでも可能性が挙げられます。むろん、これらの組み合わせ、固有名詞「けいたい」でよばれるものが机の上にあるときにそれを指差す行為=「けいたい」と考えることも出来るわけですよね。 でも人間はなぜか「けいたい」という言葉は、携帯電話一般をさすものだということが分かってしまう、それも普通は一回で。どうしてなんでしょうか。 答えというか、なんというか、そういうものは提案されているのですがうーん?という気もします。興味があれば「今井むつみ」という人の本を読んでみてください。 「サピア=ウォーフの仮説」調べさせて頂きました。
非常に興味深いです。 無意識の知識の回にも書いた事なのですが、日本人は異なる種類の「ん」の区別がつけられません。 他にも「じとぢ」、「ずとづ」などは英語圏の人は区別出来ても日本人は出来ません。しかし、良く聞いて見ると聴いている音は確かに異なっています。 これは、母語が音素認識に影響を与える例なのですが、思考より更に低レベルの認識においても母語の影響は大きいようです。 大変、参考になりました。いろいろと調べて見て記事を書かせて頂きたいと思います。ありがとうございました。 こんにちわ。
対象をクラスタリングして、個々に「意味」を見出す。そして、それらに名前付けするために言語(この場合は名前かな)を使うという感じですね。 自分のブログでも昔ちょっと触れたのですが、サピア=ウォーフの仮説の名で知られる、言語が思考(認知)に影響を与えるという仮説があります。 思考から言語が生まれ、言語が思考を作る。。。 言語と認知の関係は奥が深いですね(^^)。 リンク有り難うございました。
至りませんが、 コメント出来そうだったらさせて頂きます。 では。 コメントありがとうございます。サイトを拝見いたしましたが、リンクをはっていただけたのですね。ありがとうございますm(_ _)mこちらからもリンクさせていただきます。
一つの概念に対する情報の反復も重要なポイントだと思っています。 幼少期の子供が持っている能力には「同じ物と違う物を区別できる能力」があると思いますが、基本的にはそれらのみを使って人工知能の設計をしていかなければならないと思っています。 他の記事にもぜひコメントをお願いします。 はじめまして。
複数の情報が結びついて…って言うのはあると思います。 文献は解りませんが、パブロフの犬とか、鳥の刷込み等、動物の学習、人間の赤ちゃん/幼児期の学習過程なんかは参考になるんじゃないでしょうか。 私のイメージですが、まず、リンゴが置かれている状態に人が遭遇すると、『リンゴの画像(特徴)』と『リンゴの香り』、それに『その他の背景』と『リンゴ以外の嗅覚情報』を併せた情報を得るわけです。 で、その人が別の場面でまたリンゴに遭遇すると『リンゴの画像(特徴)』と『リンゴの香り』は同じ(近似)ですが、『その他の背景』と『リンゴ以外の嗅覚情報』は前回と違うわけです。 すると『リンゴの画像(特徴)』と『リンゴの香り』の情報がその他の情報から離れて抽象化される。 みたいな過程で『リンゴの画像(特徴)』と『リンゴの香り』が関連付けられた情報として『リンゴの概念』が出来上がるのでは、と思うんですがどうでしょうか…。 で、リンゴの画像とかと一緒に『リンゴ』と言う音声も一緒に聞いていると、その音声情報も『リンゴの概念』に含まれると。 文字も同じだと思いますが、文字を持たない人達/文明もいた訳なので副次的な物だと思います。 長くてゴメンナサイ。 |
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